施設利用

供用施設を利用するには

タンデム加速器施設 募集対象の設備
【タンデム加速器施設の概略】
加速イオン種: 負イオン源によりH, Li, B, C, N, O, F, Al, Si, P, S, Cl, Sc, Ti, Fe, Co, Ni, Zn, Cu, Se, Br, Ge, Ru, Ag, Zr, I, W, Au等の加速が可能です。また、ターミナルに設置した ECRイオン源によりNe, Ar, Kr, Xe 及び H, D (2H), C, N, Oイオン等、さらには分子などの加速が行えます。タンデム加速器に設置されたイオン源では加速できない元素もあります。また、天然存在比の低い同位元素の加速について希望がある場合、詳しくは担当者とお打ち合わせください。
加速電圧:最大20MV(16MVを超える場合には要相談)。
ビームのエネルギーについてはイオンの質量、原子番号、選択する電荷によって変わりますので加速器の担当者にお問い合わせください。
【加速器に関する問合せ先】
沓掛 健一: 加速器管理課 TEL: 029-282-5965
【利用一般に関する問合せ先】
池亀 拓麻、遊津 拓洋: 加速器管理課 TEL: 029-282-5847
E-mail (代表) :
2025年4月から2026年3月まで
No. ビーム
ライン
設備・装置の種類 装置の概要・条件 担当者・連絡先 備考
1 L2 照射チェンバー スキャナー、スリット、ビュワー、ファラデーカップ。
非放射化試料の物性利用を目的とした装置です。
L2ラインでの最大試料寸法(照射幅)は50mm。
石川 法人
照射材料工学研究グループ
TEL: 029-282-6089
e-mail:(代表)
2 L3 重イオン
スペクトロメータ(ENMA)
重イオン核反応で生成される多様な核種のエネルギー、質量および電荷を精度良く測定する装置。
2台の偏向電磁石、1台の四極電磁石および3台の多極電磁石で構成されます。核種の収差を補正することにより、焦点面の各位置に反応生成核がそのエネルギー、質量、電荷に応じて収束するので、その位置をガスカウンターで測定します。
西尾 勝久
極限重元素核科学研究グループ
TEL: 029-282-5454
e-mail:(代表)
3 L4 照射チェンバー
均一に試料を照射することを目的としたスキャナー既設。照射量の見積もりを目的としたビームスリット、ファラデーカップ既設。照射中のビーム量モニターも可能。最大試料寸法(照射面)は10mmx10mm。固体試料のみ照射可。
石川 法人
照射材料工学研究グループ
TEL: 029-282-6089
e-mail:(代表)
4 H1 照射チェンバー 均一に試料を照射することを目的としたスキャナー既設。照射量の見積もりを目的としたビームスリット、ファラデーカップ既設。照射中のビーム量モニターも可能。最大試料寸法(照射面)は10mmx10mm。固体試料のみ照射可。
5 H2 重イオンビーム荷電変換測定装置 入射イオンビームからの電子の分光用0度電子分光装置。
非放射化試料の物性利用を目的とした装置です。
6 H3
BA
イオンビーム核分光装置 重イオンビームにより励起した原子核からの放出粒子、ガンマ線を測定する核分光実験装置。
牧井 宏之
極限重元素核科学研究グループ
TEL: 029-282-5451
e-mail:(代表)
7 H3
BB
反跳型生成核分離器
重イオン反応で生成される原子核の質量を分離して測定する装置。
西尾 勝久
極限重元素核科学研究グループ
TEL: 029-282-5454
e-mail:(代表)
8 R1 オンライン質量分析装置 核反応で生成した短寿命核種を高分解能で質量分離する装置で、分離する目的核種に合わせ、炭素、高融点金属、炭化ウランなどが標的として装着可能な、表面電離型と低圧アーク放電型のイオン源が用意してあります。
許認可上、使用核種が限られています。
浅井 雅人
極限重元素核科学研究グループ
TEL: 029-282-5490
e-mail:(代表)
非密封RIの取り扱い可
9 R2 照射チェンバー 固体試料の単純照射が行えます。非密封の放射性物質の取り扱いが可能です。
許認可上、放射性物質の種類・量・使用方法が限られています。
浅井 雅人
極限重元素核科学研究グループ
TEL: 029-282-5490
e-mail:(代表)
非密封RIの取り扱い可
10 R5 代理反応核分裂真空散乱槽
代理反応による断面積測定や、核分裂特性の測定に用いる真空散乱槽。
Np,Am,Cm,Bkなどの同位体を標的として利用可能。
廣瀬 健太郎
極限重元素核科学研究グループ
TEL: 029-282-3515
e-mail:(代表)
非密封RIの取り扱い可