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■ RIの製造 |
ラジオアイソトープ(RI)は、原子炉等で物体(ターゲット)に中性子を照射するか、あるいは加速器により荷電粒子を照射して、ターゲットの原子に核反応を起こさせて製造することができます。核反応により直接目的とするRIを得る方法と、得られたRIの壊変によって二次的に目的のRIを得る方法があります。製造されたこれらのRIは、癌治療等の医療用に、また非破壊検査に用いる工業用、トレーサ用RIと様々な用途に利用されています。 |
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RIの製品例 |
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■ 密封小線源治療用RIの製造 |
密封小線源治療とは、小さなキャプセルやピン、管などに密封されたRIを腫瘍の近くに挿入し、線源から放出される放射線を患部に照射する治療法です。患部を切除することなく、根治後の生活の質QOL(Quality Of Life)の大幅な向上が望めます。 |
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JRR-3で定常的に製造される密封小線源治療用RI |
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金グレイン、イリジウム線源は東日本大震災以降、輸入に切り替えたことによる輸送コスト増加等の影響により国内頒布が半減しました。2021年にJRR-3が運転再開したことにより、国内頒布総数の内、金グレインは約3割、イリジウム線源は全数をJRR-3で製造しました(2021年度実績)。今後もJRR-3の安定運転によるRI照射を継続することで、がん治療後のQOL向上に貢献します。 |
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