供用施設・設備紹介
原子力機構の施設供用制度とは
原子力機構(JAEA)は、大学や企業等では整備が難しい先進的大型研究施設・設備を外部に開放しています。国内外の研究者が集う「共創の場」を形成し、オープンイノベーションの推進、人材育成、科学技術および産業の発展に貢献するため、「施設供用の基本方針(PDF)」に基づき施設供用を実施しています。
現在、供用施設として指定された10の施設・設備を、有償でご利用いただくことが可能です。
供用施設・設備一覧
各施設で利用可能な設備の詳細情報をご覧いただけます。
タグの見方
施設・設備の特徴を以下のタグでわかりやすく表示しています。
- 先端性性能・技術レベルが高い施設
- 産業・社会貢献度実用化・社会課題解決に貢献できる施設
- 利用範囲適用分野が広い施設
- 希少性国内外での独自性が高い施設
- 研究貢献度学術研究への寄与が高い施設
- 実証・試験能力実機・実環境での検証能力が高い施設
- 地域貢献度地域産業の振興・地域社会へ貢献できる施設
加速器質量分析装置(AMS)は、タンデム型加速器と質量分析計を組み合わせた装置です。試料中の同位体を原子レベルで直接測定でき、少量の試料で短時間・高感度な分析が可能です。ヨウ素129(129I)などの極微量同位体分析に利用されています。
- 【炭素】タンデトロン加速器質量分析装置(AMS)
- 【ヨウ素】タンデトロン加速器質量分析装置(AMS)
楢葉遠隔技術開発センター(NARREC)は、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた遠隔操作技術やロボット技術の研究開発・実証拠点です。研究管理棟と試験棟を備え、実機を模擬した試験環境を提供しています。デジタル技術とモックアップ試験を活用した効率的な研究開発を支援しています。
研究用原子炉JRR-3は、日本国内最大級の研究用原子炉です。中性子ビーム実験、原子炉燃料・材料の照射試験、医療用ラジオアイソトープ製造などに利用されています。基礎研究から産業利用まで幅広い分野の研究開発を支えています。
タンデム加速器は、最大20MVの加速電圧を有する世界有数の大型静電加速器です。重イオンビームを利用した実験が可能で、原子核物理や物性物理を中心とした研究に利用されています。基礎科学の発展に貢献する研究基盤として活用されています。
- L2 照射チェンバー
- L3 重イオンスペクトロメータ(ENMA)
- L4 照射チェンバー
- H1 照射チェンバー
- H2 重イオンビーム 荷電変換測定装置
- H3/BA イオンビーム核分光装置
- H3/BB 反跳型生成核分離器
- R1 オンライン質量分析装置
- R2 照射チェンバー
- R3 代理反応核分裂真空散乱槽
燃料試験施設(RFEF)は、実用炉等で照射された使用済燃料の照射後試験を行う国内最大級のホットラボ施設です。高放射能試料を対象とした各種試験や分析に対応しています。使用済燃料研究や原子力事故原因の解明に活用されています。
- 燃料集合体外観検査装置
- 燃料集合体・要素洗浄装置
- 燃料要素引抜力測定装置
- 燃料要素外観観察装置
- 燃料要素寸法測定装置
- γスキャニング装置
- 燃料要素X透過試験装置
- 渦電流探傷試験装置
- 酸化膜厚さ測定装置
- パンクチャー試験装置
- ガス分析装置
- 引張試験装置
- バースト試験装置
- マクロ観察装置
- 金属顕微鏡
- 水素分析装置
- SEM/EPMA
- α対応SEM/EPMA
- 微小硬度測定装置
- 超微小硬度測定装置
- ペレット熱拡散率測定装置
- 重量密度測定装置
- アウトガス分析装置
- X線回折装置
放射線標準施設(FRS)は、γ線、X線、β線、中性子などの校正や試験を行う国内最大級の総合放射線校正施設です。各種照射設備や加速器を備え、放射線測定器の校正や性能評価に対応しています。研究開発や品質保証など幅広い分野で利用されています。
- 4MVファン・デ・グラーフ型加速器
- 熱中性子用黒鉛パイル 重水減速材付Cf線源
黒鉛減速場 - 60Co照射装置
- 137Cs照射装置
- 中硬X線照射装置
- 軟X線照射装置
- β線核種 147Pm、85Kr、90Sr+90Y
- ガスモニタ校正装置 85Kr
高速実験炉「常陽」は、世界最高レベルの高速中性子束を有するナトリウム冷却型高速炉です。高速中性子を利用した燃料・材料の照射試験を実施できます。照射後試験施設との連携により、効率的な研究開発環境を提供しています。
- 計装線付燃料集合体(INTA)
- 制御型材料照射装置(MARICO)
- 炉上部照射プラグリグ(UPR)
- 炉外材料照射装置(EXIR)
- 照射燃料集合体(A型、B型、C型及びD型)
- 炉心材料照射用反射体(CMIR)
- 構造材料照射用反射体(SMIR)
東濃地科学センターは、加速器質量分析装置(AMS)を活用した年代測定や同位体分析を行う研究施設です。高精度な分析技術を有し、地球科学分野の研究を支えています。考古学や環境科学など幅広い研究分野でも活用されています。
- タンデム型加速器質量分析装置(AMS)
- 米国NEC社製ペレトロンAMS(5MV)
ふくいスマートデコミッショニング技術実証拠点(スマデコ)は、原子力発電所の廃止措置技術の開発・実証を行う産学官連携拠点です。3つの実証フィールドを備え、実践的な技術開発や検証を実施しています。地域企業の技術力向上と廃止措置技術の高度化に貢献しています。
写真提供:理化学研究所
SPring-8は、世界最高水準の性能を有する大型放射光施設です。高輝度の放射光を利用し、物質の構造や機能を詳細に解析できます。ナノテクノロジー、ライフサイエンス、環境・エネルギー分野など幅広い研究に活用されています。