JAEA図書館の概要
JAEA図書館は、日本国内における原子力専門図書館として、原子力関連の専門図書(約5万冊)及び専門学術雑誌(約2,000誌)、原子力関連の研究レポート(約280万件)などの 学術情報を研究開発支援のために提供しています。
JAEA図書館は茨城県東海村にある原子力科学研究所に中央図書館を置き、全国各地のJAEA各拠点に置かれている分館と連携をとりながら、以下の業務を実施しています。
これらの業務は研究開発推進部という組織が所掌しており、国内外の原子力研究開発を「情報のスペシャリスト」として、支えています。 JAEA図書館の具体的な活動内容は以下のとおりです。
JAEA図書館は、日本国内における原子力専門情報センターとして、原子力関連の専門図書(約5万冊)及び専門学術雑誌(約2,000誌)、原子力関連の研究レポート(約280万件[DOCKET(約37万件)を含む])など、旧原子力二法人(旧原研、旧サイクル機構)時代からこれまで蓄積してきた学術情報を研究開発支援のために提供しています。
これらの中には原子力研究開発黎明期の資料や欧米各国との研究協力協定等に基づいて入手した貴重かつ希少な資料も数多く含まれており、原子力関連学術情報の貴重な提供拠点になっています。その所蔵状況はOPACで検索可能になっており、複写サービスも利用できます。
JAEAの研究開発部門や全国各地の拠点から創出された研究開発成果を取りまとめた研究開発報告書類(JAEA-Research等、いわゆるJAEAレポート)の編集・刊行、国内外関連機関への配布、これに付帯した業務を行っています。また、JAEAの研究者が学術雑誌等に投稿した外部発表論文のタイトル、抄録等の書誌情報のとりまとめを行っています。
これらの情報は旧原子力二法人時代からの情報を検索できる「JOPSS」でご利用いただけます。なお、研究開発報告書類は全文情報(PDF形式)を閲覧できます。
これに加え、JAEAの最新の研究開発成果を随時、図を中心にわかりやすく紹介する「JAEA R&D Navigator」の編集・公開も行っています。
このように、JAEAの研究開発成果を正確かつ迅速に記録するとともに、多様な方法を活用し、国内外へ広く普及するよう努めています。
JAEAはIAEAが推進する国際原子力情報システム(INIS)のナショナルセンターに指名されており、国内で刊行された原子力関連文献の書誌データを作成してIAEAに提供するとともに、INISデータベースの国内利用促進に努めています。