2024.8.1 update
(所属・役職は掲載当時)

「核燃料サイクル高経年化基盤技術ラボ」の
ご紹介



令和6年4月、原子力科学研究所にパイオニアラボが誕生しました。今後産業の基盤になることが期待される技術に重点を置き、ラボ単位で研究開発や産学連携活動を進めていきます。今回は五十嵐リーダーが率いる「核燃料サイクル高経年化基盤技術ラボ」についてご紹介します。





 

核燃料サイクル高経年化基盤技術ラボの皆さん(後列左端が五十嵐リーダー)


「JAEAだからできる技術」を強みに民間企業と連携して社会貢献を目指す

核燃料サイクル高経年化基盤技術ラボ

☆ラボリーダー 五十嵐 誉廣
(原子力基礎工学研究センター所属)

核燃料サイクル高経年化基盤技術ラボでは、原子力科学研究所のホット試験施設(WASTEF)を使い、放射線環境下での材料劣化等に関する試験データの取得を行うと共に、 実用的なデータ取得に向け、計算モデルの構築も行っています。サイエンスの要素が強い研究開発ですので、知見を積みながら技術の承継を行っていきたいと考えています。

私たちのラボは他のパイオニアラボと少し毛色が違っていて、技術の適用先が決まっています。原子力施設の安全性向上と高経年化対策といった明確な目標がありますので、 それに向かって一直線に進んでいきたいと思います。

私たちだからできる、WASTEFだからできる技術を強みに、JAEAが技術コンサルタントの窓口となり、民間企業と連携して課題解決を目指します!


関連リンク

原子力基礎工学研究センター 防食材料技術開発グループ
https://nsec.jaea.go.jp/fme/group4/

原子力科学研究所 廃棄物安全試験施設(WASTEF)
https://www.jaea.go.jp/04/ntokai/hot/hot_01.html