タイトル
「不思議なチューブの開発ストーリー」(2023年3月撮影)
連携概要
原子力機構は、山藤鉄工㈱、㈱アート科学とともに小型で冷却性能が高い新型ボルテックスチューブを開発しました。
ボルテックスチューブとは、コンプレッサーからチューブ内に圧縮空気を送り込み、チューブ内で空気を旋回させると熱い空気と冷たい空気に分かれる、というエネルギー分離現象を発生させるもので、主に冷却装置として利用されています。今回開発した新型ボルテックスチューブは、チューブ内に螺旋状フィンを入れることで冷却性能を従来の24%向上させることに成功しました。
地元企業との密接な連携と、何度も試行錯誤を繰り返すチャレンジ精神が実を結んだ本開発を、対談形式で紹介します。
対談者
山藤鉄工(株) 代表取締役社長 山形 洋司 氏
JAEA 原子力科学研究部門 企画調整室 上級研究主席 呉田 昌俊 氏
(所属、役職は撮影当時)
関連特許
特開2023-020900 
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?P53480
関連資料
東海村発!産官連携により新型ボルテックスチューブを開発
―熱力学に潜む“マクスウェルの悪魔“を制御して冷却性能を向上―
(令和4年9月9日プレスリリース)
https://www.jaea.go.jp/02/press2022/p22090902/
Experimental and numerical study on energy separation in vortex tube with a hollow helical fin (Joint research)
中空螺旋状フィンを有するボルテックスチューブにおけるエネルギー分離に関する実験的および数値解析的研究(共同研究)
(JAEA-Research 2022-007)
https://jopss.jaea.go.jp/search/servlet/search?5075504
会社リンク
山藤鉄工(株) https://yamatoh-tk.co.jp/