成果利用

実用化プロジェクト

実用化プロジェクトの紹介

高性能ガス分析装置シリーズ

応用真空科学の特許について、日本金属化学(株) への実施許諾および技術指導により、アルミニウム鋳造部品等の高度な品質管理を実現できる「固体中含有ガス量測定装置」を開発しました。 固体金属中に含まれる不純物ガスの全量を重さとして測定するとともに、そのガス成分を小型可搬式の装置によって、少量のサンプルで、短時間に、高感度で計測することが可能です。 さらに鋳造の品質管理において、幅広い素材への応用が期待されます。この装置は、日本金属化学(株) から販売されています。

産学連携サテライトでは、この装置をベースにした「高感度ガス分析装置」で、呼気等の測定を実演しています。呼気ガス等多様なガスに含まれる多くの情報がわかります。

〔高感度ガス分析装置〕

到達圧力 測定圧力 測定物質分子量
(原子量)
検出感度
~ 10-7 Pa
(10-12気圧)
(1兆分の1気圧)
~ 10-3 Pa 1 ~ 200 aum ~ 0.1 ppm(100ppb)
(1千万分の1)

〔固体中含有ガス量測定装置〕

到達圧力 測定圧力 測定物質分子量
(原子量)
検出感度
~ 10-6 Pa
(10-11気圧)
~ 10-2 Pa 最小検知ガス体積
1 × 10-3 cm3

固体中含有ガス量測定装置固体中含有ガス量測定装置

環境分離型天秤

核融合炉内材料のガス吸蔵/放出量の絶対量測定のために「真空熱天秤」の開発が行われました。真空中のガス量は、相対値としてのみ計測されていましたが、本装置で絶対計測が可能になりました。

この装置に使用した「環境分離型天秤」は永久磁石と磁性流体を利用して、天秤の吊り下げワイヤーとフランジの間に可動性と気密性を持たせ、試験容器内の雰囲気と外側の環境とを分離させることに成功した天秤です。この天秤の使用で、周囲の環境に影響されず試験容器内の質量変化を正確に測定することができます。

環境分離型天秤装置模式図